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Q 強制受精で生まれる私
第5章 2.0度目
「そういえば、初めて看護師になった気分はいかがでしたか?」

「…え、えっ!! あ…すごく、勉強になりました。はい。」

「そうですか。それはよかったです。急なこととはいえ、よくできていて感心しましたよ。この調子で引き続きお願いしたいものです。」

 データを入力し終えたのか、先生はやっとこちらに振り返る。これでようやく…

「ですが。ご自身の体のことですから仕方ないとはいえ、患者様に醜態を晒してしまうのはよろしくありませんね。」

 そう言って先生は、私のパンツを鷲掴みしておもいっきり下に脱がす。突然の行動に抵抗する暇も無かった私は、膝裏まで伝う程に蜜に溢れた恥部を露にしてしまう。涎を垂れ流しひくひく動く鮑みたいな器官は、高温のサウナから外に出たかの様に、高まった熱を蒸気として排出していた。

「衛生上よくないから下着は着用する様にと昨日言ったはずですが。露出嗜好でもあるのですか貴方は。」
「ち、ちがい…ます。これは、その…」

 一番見られたくない姿を、最も見せてはいけない人に見られてしまい頭が真っ白になる。自慰で解消した後、グショグショに濡れたショーツを履き続けるのは不快だったため、脱いでしまったのが裏目に出た。部屋に数枚用意されていた貴重な下着のため、捨てずにポケットに入れていたのだが、それも先生に見つかってしまう。

「…まぁ。この後のことを考えると好都合ですし、生理現象ですからよしとしましょう。では、本日最後の業務をしましょうか。」

 はぁと溜め息を溢してそう言うと、先生は私の腕を引っ張りベッドへ連れていく。呆然とする私は促されるまま寝かされる。ここまできて何をされるかなんて言わずもがな分かるけど、聞かずにはいられなかった。

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