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Q 強制受精で生まれる私
第5章 2.0度目
「あああー!! どうして!! なんで!! なん!! でぇ、こんな、あふぅん!! きもち、いぃいー!! のぉ!!」

「いやぁ、あまりの気持ちよさに浜園さんが達する前に出してしまいました。本当に効くのか疑問だったのですが、さすがは媚薬。少量でも効果はあるみたいですね。」

 …ちょっと待って。今、何て言ったこの男?

「何をそんなに驚いた顔をされているのですか。何度でも言いますが、今日は何度でも絶頂していただき、精子を子宮内に取り込んでいただくのが目的です。そのためなら投薬位するのは当然です。」

「ふざけないで!! 患者の了承無しに投与する医者がこの世のどこにいるっていうの!? いつ盛ったの!?」

「了承は一応頂いているんですがね。あまり伝わってなかったみたいで、申し訳ありません。…桃の味がしたでしょう?」

「なんのことを言ってー」
「体温計のことですよ。強制はしないと言ったはずですが。」

 体温計…始業前に咥えさせられたあれを思い出す。あの時は恥ずかしさからくる違和感だと思い込んでいたけど、まさか本当に薬を盛られていたなんて!! じゃあ今日一日おかしかったのも全部全部!!

「こ、のぉ…あなたいい加減に!! にゃぁん!!」

 いつかの時と同じように私が激昂しようとすると、先生は鎮めるかの様に強く腰を打ち付ける。そのままふぅふぅ吐息を漏らしながら、じゅぽじゅぽとストロークし続け、私に反撃の隙を与えない。

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