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第1章 え？心の臓が痛いでござるる…からのココは何処？

だが、一度覚えたら忘れない拙者の記憶力をナメたらあかん！！

日ノ本一の社畜ッ！！それはわたし☆




「ルーさん。ですよね？」

「ちゃんと覚えてくれたのね！！エライわナノ！！」


名前覚えただけで褒めてくれるのか。


…っていうか、褒められた事なんか就職してからあったっけ？？



「ナノさん、あなたの心臓は心室頻拍を起こしてます。」


「なんですか？それ。」


「まあ私も専門じゃないから勉強中なんですがね…。『視た』らその状態でした。」


「診た？？」



「下手したら万が一も有り得る病気ですよ。流石のこの漫画みたいな世界でも死者は生き返れないようですし。要するに突然死したくなかったら絶対安静を守ってください。」


「会社に連絡…スマホ、スマホは…」




いつの間にかわたしはピンクのフワフワしたガーゼ素材の可愛いネグリジェを着ている。


「カイシャ？は無いわよ。アンタの荷物はアタシが預かってるわ。」