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第2章 歩けないでござる！！オネエとわたしと異世界リハビリの日々。

背中も胸もお腹も

温かな素肌と手で温められていく…

恥ずかしいのに

気持ちいいし

落ち着くし

なんか、もう、死ぬなら今ここで死にたいや

もぅいいや…
全て。

わたしを形づくる全て。


消えちゃって、
もぅいいの…

この優しい温かさの中で、死にたい



西行的にいうと

願わくばオネエの元にて今死なん…
その異世界の望月のころ…


あはは…西行に迷惑か。
笑っちゃうね…


正社員なのにボーナス貰ったことが無かったのは

誕生日も誰にもお祝いされたことが無かったのは


この日がご褒美として、未来に在ったからなのかなぁ



身体…あたたかい…


出家した西行は、もし異世界で誰かに癒されたら
何て詠んだのだろうか