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菜の花の居場所カフェにようこそ!!feat異世界オカン系男子
第2章 歩けないでござる!!オネエとわたしと異世界リハビリの日々。

よし、出て行こう!!
もう、迷惑は掛けられない。
気持ちは決まった。
ルーさんにはこの世界で幸せになる義務がある。
優しいヒトだから。
何があったかよく解らないけど
前の恋人らしき人はもう居ないのならルーさんは
今から新たな恋をするタイミングじゃないのかな?
温かな人だから、その好意に甘えて
わたしみたいな役に立たない病人の看病なんて
させて時間をロスさせるのは申し訳ないよ……
わたしは、もう邪魔をしたり手間を掛けたり
彼の心を乱したりなんてしない。
元の世界で入院しよう!!
レッツ入院!
現代医療の加護を受けるんだ。
確か傷病手当金申請ができるはず……
うちのオヤジには傷病手当金の存在を隠しておかなきゃ。
あてにされて僅かな保険を
また酒やギャンブル散財に使われたらコトだ。
見透かしたようにニュウさんが尋ねる。
「ナノさんなんか変な方向へ向かってません?」
「ニュウさん、どこに行ったら帰れるか知ってます?」
「あはは…面白い冗談ですネ☆」
ニュウさんは乾いた笑いを浮かべた。
「だから帰れるなら僕も奥さんと息子と犬がいる家に帰ってますって」
少しキレた口調でニュウさんが言った。
「…そうですよね」
もう、迷惑は掛けられない。
気持ちは決まった。
ルーさんにはこの世界で幸せになる義務がある。
優しいヒトだから。
何があったかよく解らないけど
前の恋人らしき人はもう居ないのならルーさんは
今から新たな恋をするタイミングじゃないのかな?
温かな人だから、その好意に甘えて
わたしみたいな役に立たない病人の看病なんて
させて時間をロスさせるのは申し訳ないよ……
わたしは、もう邪魔をしたり手間を掛けたり
彼の心を乱したりなんてしない。
元の世界で入院しよう!!
レッツ入院!
現代医療の加護を受けるんだ。
確か傷病手当金申請ができるはず……
うちのオヤジには傷病手当金の存在を隠しておかなきゃ。
あてにされて僅かな保険を
また酒やギャンブル散財に使われたらコトだ。
見透かしたようにニュウさんが尋ねる。
「ナノさんなんか変な方向へ向かってません?」
「ニュウさん、どこに行ったら帰れるか知ってます?」
「あはは…面白い冗談ですネ☆」
ニュウさんは乾いた笑いを浮かべた。
「だから帰れるなら僕も奥さんと息子と犬がいる家に帰ってますって」
少しキレた口調でニュウさんが言った。
「…そうですよね」

