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第2章 歩けないでござる！！オネエとわたしと異世界リハビリの日々。

かくかく鹿鹿まるまるさんかく……

オブラートに包んで説明する…
嘘は言うておらんよ…

「……男女の仲になったか解らない…
なるほど？」

その語尾の？っての何なんだ…？？

「あ、シャンプーとかは終わったので、流石に前は自分で洗って下さいねー。」

「はい…もちろんです…」


流石にこちらも頼む気とか無いですよ（泣）


「ルーに聞いてしまうしか無いと思いますがね？…あと、お節介かもしれないですが避妊効果がある薬要ります？」

「要　り　ま　せ　ん！！」

惨めな気持ちになり
苦い涙が目尻から少しだけ滲む。

「そういえば…ナノさんが話していたから少し気にしてたんですが、森で聞いた所ルーには。前に恋人が居たらしいですね」

「へっ？」

「この世界の女性らしいですよ。前話した三日間泊まった女性と同じ人らしいです」


……ゴーン……



頭から鐘が落ちてきたような衝撃を感じた。
いきなりクリスマスに届いた大切なギフトは、
自分宛では無かった子供みたいな
気持ち。


思ったより、ショックがひどい。
心が痛い。

当たり前だよね…

わたしが少し、特殊な生い立ち特殊な性格で。
独りで生きてきたけど、

当たり前だよね……。