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甘い復讐
第14章 公開処刑4日目 夜
「もう良いだろう。次はこれだ。」

そう言うと、アルバートはサラに剣を手渡した。

刃渡りは30cm程、細身ではあるが、こんなものを尻穴に刺さなければならないのかと考えると、血の気が引いていく。


「…わ、わかり…ました。」



震える手で、剣を受け取り、逆手にして右手でしっかりと柄を握る。
左手は切っ先に沿えて、尻穴まで誘導した。

恐怖で手が震える。

このままでは、上手く刺せない。

仲間の命が懸かっている以上、下手なことは出来ない。


「…ふぅ…はぁ…ふぅ…はぁ…ふぅ…。」


サラは目を閉じて深呼吸をして、気持ちを落ち着けようとした。


「深呼吸なんかしたって、そんなもの収まるわけないだろう。良いからさっさと始めれば良いのに。」
「ほんとね。」

痺れを切らした観客がヒソヒソと話し始めたころ、ようやくサラは目をすっと開け、剣を持つ右手にぐっと力を入れると、切っ先を尻穴にあてがい、一気に刺し込んだ。


「…んっ、ぐっ!あ゛あ゛あ゛あ゛ーーー!!!!」


最初の10cm程が入っただけだろう。
それでも、身体の中から腸を抉られ、激しい痛みが全身を貫く。


「…はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…」


まだまだ、入れなくてはならない。


ビク!ビク!ビク!ビク!

激しく身体が痙攣してしまい、腹の奥がズキズキと痛む。



「…んんんっ!はっ!!!」



グリュ!グチュ!グチュ!グチュ!!


早く入れてしまいたい。
早く終わらせたい。
この苦しみから、早く解放されたい…。


僅かに剣を押し込むことができたが、そこから先には、なかなか進めることが出来ない。

尻穴からは、夥しい量の血が流れ、どんどん体力を奪っていく。
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