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甘い復讐
第15章 公開処刑 5日目
「ほう。かなり切り刻んだな。」

アルバートは、サラの腹の中を覗き込むように観察して、満足そうにそう言った。


サラの内臓は、小腸を中心に、ズタズタに潰れていて、殆んど原型を止めていない。


アルバートは、手を伸ばし、腹の中に突っ込んだ。


「んぐっ!!!」


サラは顔を歪め、同時に身体がビクンッ!と大きく痙攣した。



ヌチュ…ヌチッ…グチュ…



アルバートは、細切れの腸を確認するように、手で腹の中を掻き混ぜた。


「あっ!あ゛っ…ぐっ!ああっ!あ゛っ!」


ビクッ!ビクッ!ビクッ!

と痙攣が止まらない。


「気持ち良いか?」

「…あっ!あぐっ!あ゛…き、気持ち…あ゛っ!気持ち…いっ!あっ!い…あっ!」

「もうまともに喋れないか。」


アルバートはそう言うと、サラの腹の中から、ぐちゃぐちゃの内臓を掴み、手を引き抜いた。



夕焼けがサラの身体を照らす。



ぱっくりと大きく縦に割れた腹の中からは、滅茶苦茶に潰れた内臓が飛び出し、血で真っ赤に染まった身体は、ビクッ!ビクッ!と痙攣している。


凄惨なその姿とは裏腹に、サラは恍惚とした表情を浮かべ、だらしなく開いた口からは、小さく喘ぎ声を漏らしていた。


その残酷で淫靡な姿は、観客達を十分に満足させた。


観客からは、わっ!っと歓声が上がった。



「良かったな。
皆を満足させられて。」


殆んど意識の無いサラに向かって、アルバートがニヤリと、笑いながら言う。


そして、アルバートは観客の方を向き、

「本日はこれにて終了とする。
明日も昼の12時より引き続きこいつらの処刑を執り行う。」

と言って閉会を告げた。
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