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第7章 公開処刑 2日目 夜 -前編-

サラは意識を失なったまま、ピクピクと身体を小刻みに痙攣させていた。


腹はパックリと横に切り裂かれたままで、夥しい血がそこから溢れていた。


ゴードン、ハンス、マイケル、ロバートの4人は、まずサラの洗浄から始めなければならなかった。



ゴードンは、銀の剣を再びサラの腹に突き刺した。

「ぐっ！」

サラは小さく呻いて少し身体を震わせただけで、相変わらず意識は戻らない。


ハンス、マイケル、ロバートの3人は、一旦外に出て行き、水をたっぷり入れた大きな桶を持って部屋に戻って来た。



「全く。なんて汚いんだ。もう少しマシな状態で引き渡して欲しいもんだな。」


サラの身体は、血、愛液、汗などで、体中がドロドロになっていた。

「仕方がない。こいつが自分で腹を切り開くなんて、アルバート様も想定外だったんじゃないか？」

「それもそうだな。俺も、まさか、自分で切るとは思わなかった。」


などと言いながら、手桶で水を汲み、サラの身体を水で流し始めた。


ロバートが、サラの膣と肛門に刺さったままの張型を引き抜く。


「…っ…あっ！」


サラは小さく声を上げたが、やはり意識は戻らない。


ロバートは、パックリ開いたままの膣と肛門の中まで丹念にに、水を掛けて洗い流した。


髪も顔も洗い流した。

血と汗と涎と愛液でドロドロだったサラの身体は、すっかり綺麗になった。


身体の洗浄が終わる頃には、腹の傷はかなり再生されており、血も止まっていた。


「何度見てもこの再生能力はおぞましいな。刺しても切っても治っちまうなんて…。」

「そうだな。これこそ悪魔の所業だ。」

「よし。こいつをアルバート様のお屋敷まで運ぶぞ。」

「あぁ。」


ゴードン達は、ぐったりしたままのサラを抱き抱えると粗末な馬車の荷台に乗せ、アルバートの屋敷に向かった。