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また桜は散り過ぎて
第16章 心のままに

 桜は散ってしまったけど、代わりに新緑が目を楽しませてくれる。
他の花だって負けてやしない。
 久しぶりの地元での生活。そして地道ではあるけれど、
物作りの楽しさと向き合う日々が少しづつ寂しさを薄めていってくれた。

 まさか実家に戻ってまで手伝ってくれるとは、と驚いていた姉の瑞希も、
すっかり私を従業員の頭数に入れてこき使っている。
 まだラベルがない新しいジャムを、販売前に友人や知り合いに配るというので、
私も2つほどもらうことにした。喫茶・桜葉に送るためだ。
それとみかんの花からとれた蜂蜜も添えた。
これを使って作る小西さんのケーキを食べてみたい。
どんなケーキを作るかな。もしかしたらお料理に使ったりするかしら。
 いろんな想像を膨らませながら、小箱にオレンジ色のクッション材を敷き詰め、
小さなカードにメッセージを書いて入れた。





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