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第1章 ありがとう

由美side


一番最後に船を降りると前にいたお爺さんが振り返ってきてにっこり笑った。

「かーーわいい子だねぇ？？？女の子？」

そう言って沙月の顔を覗き込んだ(笑)

「はい(笑)たまに男の子かと思われるくらい太い声で泣くんですよ(笑)」


沙月は・・・目がくっきり二重の色白さんだ(笑)でもたまに怖いくらい低い声で泣く(笑)

明は、「私より可愛い！！」・・・って(笑)でも凄ーく可愛がってくれる良いお姉さんだったりもする。

港を出るとその先に達也が明の手を引いてこっちを見て笑った。



沙月を出産してもう直ぐ1年。

初めて家族での遠出。

同じ沖縄だけど渡嘉敷島は初めて来本島とは違う更にアットホームな感じ(笑)

そしてすごく静か。



なんだか・・・・。

寝てしまいそうだ(笑)