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第1章 ありがとう

港を出ると俺は明の手を繋ぎ・・・右方向へ足を運ぶ。

すると直ぐにその手に力が籠り・・・。

「パパ！！先にあっちだよ！」

そう言って左側を指さした(笑)

「(笑)おいおい、まずはキク爺に会いに行こう？？？涼さんと淳さんも行ってるよ？」

俺がそう言うと明は口を尖らしブンブン首を横に振って・・・。

「だってキク爺行くとずーーーーーーっと歌歌うんだよ？？？？」

(笑)(笑)

「お爺のお歌上手いから行こうよ？？(笑)お爺明に会いたがってたぞ？」

そう言うと明は貰ったサーターアンダギーを口に入れ・・・モグモグ・・・。

「じゃぁお爺の歌が終わったらあっちだよ？？」

(笑)

そんなんキク爺聞いたら泣くぞ？？？(笑)