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Memory of Night 2
第3章 甘い遊戯

「あ、おはよー! って、最近よく一緒に登校してんね。家近くだっけ?」

 晃と登校中、校門より少し前でそう声をかけてきたのは、宵と同じクラスの菊池明(きくちあかり)だった。晃と同じく秀才で、去年に引き続き今年も学級委員長に選ばれている。セミロングのウェーブのかかった髪とやや年齢より上に見える大人びた顔立ちの美人だった。
 けれどそんな外見とは裏腹に、性格はサバサバしていて誰とでもすぐに仲良くなれる高いコミュニケーション能力を持っている。

「おはよ」
「おはよう明ちゃん。宵とは家が隣同士なんだ。実は小学校からの幼馴染み」
「へー、そうなんだ! って騙されるかいっ。宵とアッキー中学違うじゃん」
「……バレた」

 晃はにっこりと笑った。

(あ、よそゆき)

 晃と付き合って約半年。笑顔の見分け方もだいぶつくようになった。その張り付けたような笑みのあとの言動も、予想がつく。

「ゴールデンウィーク明けくらいから気になってたんだけど、明ちゃん髪切った?」
「えっ」

 明が目を丸くする。
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