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Memory of Night 2
第14章 夏休みに向けて

「ーーええっ? 花魁ショーに出ることになった?」

 二人で高校に向かいながら宵が髪を切りたくなった経緯を話すと、晃は予想通り声を大にするほど驚いていた。
 宵は慌てて否定する。 

「……いやいやいや、なってねーって。普通に拒否ったけど」
「なんで? 俺、見てみたい」
「……そう言うと思ったから言いたくなかったんだよ」

 宵はうんざりした顔で伸びた髪をかきあげる。前髪だけはたまに晃に切ってもらっていたが、前髪以外は八ヶ月以上放置したままだ。耳も半分ほど隠れ、後ろは肩より長いくらいだった。
 そのせいかはわからないが、最近ローズでも男性に声をかけられることが増えたように思う。
 そして、極めつけとなった出来事が昨日のバイトの時の、花魁ショーに出てみないかという誘いだった。
 そう、それは出勤とほぼ同時刻の出来事で、宵が着替えのためにスタッフルームに入ると、亮と春加ともう一人、見知らぬ女性がいた。

「……お疲れさ……」
「ーーOh! ジュンニッポーンジーン! アナタ、ジュンニッポンジーンネ!」
「……!?」

 何事かと思う間もなく見知らぬ女性に両手を掴まれ、ぶんぶんと激しめの握手をされていた。

「あ……え?」
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