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Memory of Night 2
第15章 海

 冗談めかして大山が言う。
 明は軽くため息をついた。

「まあ、今日いっぱい遊んで明日は違うとこ行ってもいいしね。とりあずパラソル準備するよー!」
「あいっさー!」

 大山は持っていたパラソルを一度大きく振った。
 明は用意周到で、大きめの浮き輪を二つ、ビーチボール一つ、サーフボード一つ、バケツと潮干狩り用のくまで二つとモリ一つ、ビーチパラソル一つと大荷物だった。
 もちろんパラソルやモリなどは叔母の家で借りたようだ。
 一人で持てるはずもないので、手分けして運んできた。重いものやがさばるものは男三人で振り分けた。

「……こんなにいらねーだろ。海に泊まり込む気?」

 いっぺんに持ってこなくても、と指摘する宵に、明は笑う。

「いるいる、せっかくだし思い付くこと全部やろ、遊びたおそうよ!」

 楽しそうに笑って、ビーチパラソルをどこに設置しようかと場所を探している大山のところへと駆け出した。

「……元気だねー」

 隣にいた晃が苦笑混じりに言う。確かに、普段から明はテンションが高めなのに、今日は三割増しくらいな気がする。

「……元気過ぎてうぜー」
「せっかく誘ってもらったのになんてこと言うの」
「ーーねえ、浮き輪とビーチボール膨らますの手伝ってー!」
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