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Memory of Night 2
第18章 人魚姫

「ただいま。外はだいたい終わったよ」
「ただいまじゃねーだろ。ここはおまえの家か?」
「ーーあ、二人共お疲れ。早かったな」

 晃と宵が部屋に戻ると、そこには大山が一人窓の外を眺めていた。二人が入ってくるなり、労いの言葉をかける。

「叔母さんがもうほとんどし終えてたから、そこまで大変な作業はなかったんだよ」

 と晃。

「大山の方は? もう窓の補強終わったん?」

 と、宵。

「……二階は。一階は叔父さんもいるだろうし、明がいないから勝手に入りづらくて……」
「明、いねーの? どっか行ってんのか?」

 宵が尋ねると、大山は首をかしげた。

「いや、別のことしなきゃだった、窓の補強よろしくって言ってそのまま部屋出てったんだけど、まだ戻ってこないんだ」
「へー、なんか他にやること残ってた?」
「食器……はそのままだしね」

 台風の補強作業を優先していたため、夕食に使った皿などはまだテーブルにあった。洗い物をしにいったわけでもなさそうだ。

「下でなんかしてんじゃね? 叔父さんの看病とか」
「腰痛めてるんだったっけ? さっき言ってたね」
「うん、まあもうよくなってるらしいけど」

 その時引き戸が開き、明の叔母が顔を見せた。
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