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Memory of Night 2
第18章 人魚姫

「さっきはありがとね、あんたたちのおかげで助かったよ。おや、窓にガムテープも貼ってくれたんだね」
「いーえ、泊めていただく礼なので」
「なーに言ってんだい! やってもらいすぎなくらいだよ。夕飯も美味しかった。ご馳走さま。その食器下げちゃうね」

 食器を重ね、一回で全部運べるよう手際よく整理しながら、ふいに明の叔母が言う。

「ところで明ここじゃないのね。下で見当たらないからてっきり。そういえばサンダルもなかったけど、まさか外に……」
「ーーあ、もしかしたらコンビニかもしれないです」

 ふいに晃が思い付いたように言う。

「お菓子買いにいくって。そろそろ戻ると思うので、心配いりませんよ」

 晃はわざとらしいほどにっこりと笑みを貼り付けていた。

「……そーかい。まったく台風来るってのにね、困ったもんだよ。じゃあ、のんびりしてってね」

 叔母は丁寧に頭を下げ、部屋を出て行った。
 階段を降りていく足音が聞こえなくなるのを待ってから、宵が問う。

「……コンビニ行くなんて言ってたか?」

 なんとなく晃の態度に違和感を覚えていた。

「いつ?」

 大山も同じことを思ったらしく、被せてくる。
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