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Memory of Night 2
第26章 承諾書

 蒸し暑さが無くなったかと思えば、急に肌寒くなる。季節は夏から秋へと移り変わっていた。

「あ、宵。これにサインして」
「…………何これ?」

 バイト先のスタッフルームにて、唐突に春加から渡された紙。……の束。

「承諾書。ポスターの制作にあたって、ちゃんと承諾書も作るって言ったろ?」
「こんなに?」

 紙自体が厚めではあるが、枚数も多く、なんだか難しい言い回しでごちゃごちゃと書かれている。

「んーと、簡単に言うと、ポスターはこの店と、アメリア先生の教室でのみ掲載、おまえの顔は出さない、身バレしないように配慮する。個人情報ももちろん厳密に管理する。過度な露出もなし。衣装やコンセプトはこちらが決める。あと、遠征に行くから、もしそこで怪我とかしても自己責任。撮影に当たっての経費はすべてこちら持ち。あとはまあ、一番気になるとこはこれかな? じゃじゃん!」

 春加が数ページ捲ると、太字で印刷された数字が目に留まる。
 『報酬』の二文字も。

「これって……」
「文字通り、ポスター撮影に協力してもらう報酬」
「こんな貰えんの!?」

 宵はつい、指で桁を数えてしまう。
 普段貰うバイトの月収の何倍もある。
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