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Memory of Night 2
第30章 花魁ショー

 アメリアのショーは七時からだった。ぴったりに弾幕が上がり始め、ざわついていたフロアが静まる。
 その気配をフロアの隅の死角になる位置で感じ取った宵は、慌てて晃の頭を押し返そうとした。

「ばか……っ、もう始まる」
「好都合じゃん。みんなそっちに注目するだろ」
「ん……、んぅ……っ」

 晃が言ったミルクの意味を理解した時には遅かった。
 人目のない場所に連れていかれ、ズボンや下着を下ろされてようやくだ。
 もちろん全力で拒否したが、晃はまったく聞く耳をもたなかった。

(職場で……なんて)

 非常識なのは充分わかっている。それなのに、体は憎いほど反応してしまう。
 晃はすでに硬くなった宵の小ぶりなそれをすっぽりと咥えこみ、下と指で愛撫していた。カリの部分を舌でつつかれ、唾液を絡められるのがたまらない。

「あ……っ」

 声を抑えられず、慌てて両手で口元を抑える。
 容赦のない口淫は続く。思い返せば晃からのそれはずいぶんと久しぶりだった。

「ん……んっ」

 気持ちよすぎて、視界がぐらぐらと揺れる。
 晃は今日は焦らしたりはしなかった。
 一度宵のから唇を離し、反応を見るように下から顔を覗きこまれる。だがそれも一瞬で、先走りが滲んだそれを再び咥え、喉の奥できゅっと絞められるといっきに絶頂の波がきた。

「ん、んう……っ」
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