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Memory of Night 2
第32章 雪

「……ハル姉からだ」
「またクリスマスイベントの誘いとかかな?」
「そんなのもやるんだ。……ん? メールかな。なんかボイスメッセージ添付されてるけど」

 宵もスマホを覗きこむ。
 ボイスメッセージは宵の声で、一言だけ。

『俺はあんたを嫌いじゃない』

 再び二通めのメール。今度は文面だった。

『宵に口説かれちゃった』

 の一文とピースの絵文字。

「いや、口説いてねーわ!」

 宵は思わず晃のスマホにそう突っ込みを入れてしまった。
 まったく、前後どころか一時間弱の話の流れを丸ごとカットされ、そこだけ送ってくるなんて、せこいにもほどがある。

「はあ、ちゃんと宵のこと信じてたのに。お仕置きメニューどうしよ。緊縛もおもちゃを装着しての散歩も、媚薬もお風呂でのプレイも、いろいろやったからなあ。あ、鞭とかどうだろ」
「痛いのはやだ。つか、おまえも乗っかるな! どうせまたいつもの嘘に決まってんだろ!」

 宵はため息をつきつつも、本当は少しほっとしていた。こういうイタズラをする元気があるのなら、良かった。
 二人はテレビを垂れ流しながら、遅い夕飯を食べた。晃の手作りオムライスは、とても美味しかった。
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