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Memory of Night 2
第33章 撮影旅行前夜

「……死ぬって……」
「つい、興奮しちゃって。早く濡らして、宵の中挿れたくて……」
「あ……っ」

 晃は尻の割れ目へと指を伸ばした。柔らかなったそこへ、中指を差し入れる。

「は、ああ……っ」

 宵は背を大きくしならせた。ずっと晃に触ってほしかった。

「バックでいい?」

 自分のにゴムをつけながら、耳元で聞いてくる。

「……なんだっていいから、早く」

 体中が、晃とのセックスを待ち望んでいる。

「後ろ向いて」

 言われるまま体勢をかえ、晃に尻を突き出した。

「エロ、ローションが滴ってる」

 晃は指で軽く中をかき混ぜた。

「あ、あ、やあ……」

 それだけで宵はイキそうになったが、ここまで我慢したなら、指じゃなくて晃自身でイキたい。
 必死に堪え、顔だけ振り向いて、もう一度ねだった。

「早く……挿れて」
「……その体勢でそのセリフ、マジでヤバイって」

 晃は手を宵の腰にそえ、一気に挿入した。

「やあ、ああ……!」

 その瞬間、目の前が弾けた。快感の波がいっきに押し寄せ、勢いよく白濁が迸るのが、自分でも認識できた。宵は背を仰け反らせ、がくがくと震えながらその場に崩れそうになるのを晃の腕が支える。
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