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Memory of Night 2
第34章 衣装合わせ

 春加はなかなか戻ってこなかった。
 衣装と同じく帯も三種類あったので、一応全てのパターンで合わせてみたが、春加なしで進めていいのかアメリアは迷っているようだった。
 そんな彼女を見守りながら、亮が言った。

「まったくね。仕事ほったらかしてどこに行ったんだろうね、気まぐれな女王様は。ーーどうぞ、アメリア先生の判断で衣装やメイクは決めちゃってください。僕たちは素人ですし、宵くんを気に入ってくれて、熱意を持って仰ってくださったのがきっかけで、このポスター作りのお話も進んだようなものなので。是非宵くんを、お好きなように調理してあげてください」
(調理って……)

 その言い方はなんだかそのまま喰われそうで嫌だったが、アメリアはとびきりの笑顔で頷いた。

「OK! Thank you!」

 そうして選ばれた着物は、一番シンプルな無地のものだった。帯は黒に近いグレーで、こちらも柄のないもの。
 アメリアは下着以外全て脱いでからきちんとこの着物を着てみてほしいと指示する。

「そういえば、肌襦袢てないんですか?」

 ふいに晃が言う。

「……はだじゅばん?」

 聞き慣れない言葉に、宵が振り返って晃に尋ねる。
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