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Memory of Night 2
第34章 衣装合わせ

「へー、いいじゃん」

 春加だけは特に普段と変わらない様子でそれだけだった。
 晃も最初は意外そうな顔で宵の姿を見つめていたが、やがて言う。

「大胆なメイクだね。でもすごく綺麗。あ、記念に……」
「コラ、撮るな勝手に……」

 スマホで撮ろうとする晃に思わずそう突っ込んでしまう。

「でもまあ念のためデータには残させてくださいね」

 カメラを持ったスタッフが、パシャパシャと撮っていた。

「ちょっと部屋暗くして」
「照明焚いてみます?」
「あ、準備します」
「試し撮りしちゃう?」

 何やらスタッフ達が慌ただしくなる。

「……衣装合わせるだけじゃないんすか?」

 撮影大会が始まってしまうような雰囲気で、宵が近くにいたマスターの亮に尋ねる。

「ほら、こうやって生(なま)で見た時と、写真で見るのってだいぶ印象変わったりするでしょ? 明日は外だしね、天候によってもいろいろ変わるから、今のうちにいろいろ試したいんだと思うよ。ーーま、頑張って!」

 最後の突き放すような頑張ってが引っかかるが、言っていることは理解できる。

「あ、すごく似合ってるよ、その格好。じゃ、僕たちは邪魔になると嫌だし部屋出てるから、また」
「……宵、もしセクハラとかされそうになったら言えよ」
「いや、大丈夫だろ、何言ってんの」
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