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Memory of Night 2
第35章 同室者

「あ、そういえば、来年もう一店舗出す予定なんだよね。まだ秘密だけど。そっちは普通のバーで、ハルちゃんに店長を任せる。年齢制限もない普通のバーだから、君たちも良かったら行ってあげて」
「じゃあもう、ローズには……」
「……うん、あと数ヵ月かな、こっちの店で一緒に仕事するのは。寂しい?」

 問い返され、宵は首を振った。

「別に。どうせ俺、もうすぐ辞めますし」
「そうだったね」

 宵はもともと高校卒業後は就職する予定だったため、ハプニングバーのバイトは辞めるつもりだったようだ。進路を大学進学に変更しても、そこは撤回していないらしい。

「残念だなあ。ハルちゃんも宵くんも居なくなっちゃうと、お客さん減りそう。あ、晃くんうちでバイトしない?」
「……しないです。東京の大学行くんで」
「そっかあ残念。……二人は離れちゃうのか、寂しくなるね」

 亮の言葉に、晃が宵を見る。
 宵も自分を見ていたらしく、すぐに目が合った。

「……部屋まで送ろうか?」
「いや、三十秒もかかんねーから!」

 そのやり取りに、また亮が噴き出す。

「じゃあね、宵くん。あと二時間もすれば夕食だから、また食堂で」
「はい、お邪魔しました」

 軽く会釈し、宵は部屋を出ていった。
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