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Memory of Night 2
第48章 蜜月

 痛くはないけれど、限界まで広げられているようで圧迫感がすごい。浅く呼吸するだけでせいいっぱいで、このまま動かれたらたまらない。
 いきなり動きはしなかった。馴染むまで待ってくれてるようだった。
 晃は宵の首筋に口付ける。

「動くよ」
「あ……ん」

 耳元で囁かれ、甘い吐息が漏れる。

 ゆっくりと腰をまわす。気持ち良くてどうしようもなかった。

「ねえ、こっちだけでイケるかな?」
「馬鹿、無理に決まって……っ、あ、や、そんな、動くな……っ」

 腰を掴まれたまま揺すられ、体内から押し出されるような断続的な喘ぎ声が漏れた。
 乱暴なわけではないのに、いいところを何度もこすり、ごりごりと圧されると頭の中が真っ白になる。

「あああ……! イク……っ」

 宵の先端がぴくぴくと震え、弾ける。白いほとばしりが勢いよく溢れ、シーツを濡らした。

「はあ、はあ……」

 宵は荒く息をついた。
 イッた直後の余韻で頭がぼーっとする。だが晃はゆっくり余韻に浸る時間を与えてはくれなかった。
 激しく動いても問題ないと思ったのか、下からガンガンと突き上げ始めた。

「あ、ダメ……っ」

 絶頂を迎えたばかりの体は敏感で、わずかな刺激を何倍にも感じてしまうのに。奥を容赦なく突かれ、同時に両方の乳首もくりくりと弄られ苦しいくらいだった。
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