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訪問 パティシエSana
第4章 再訪問 あの男はまたやって来た
 Sanaは夢中で腰を振り、髪を振って、声をあげて、官能の世界に浸り続けた。
 果てることなく、何度も、何度も絶頂を迎えて逝った。連続逝きである。
 鈴の音が止むことなく、あたりに響いた。

  りん、りん、りん・・・・
 
 薄暗い夕闇のなかでようやくわれに帰ったSanaは 静寂に囲まれているのに気がついてあたりを見渡した。
 誰もいない。
 あの男の姿はもうなかった。
 いつの間にか、帰った。
 帰ってしまった。

 起き上がと鈴の音が大きく鳴って、静寂に吸い込まれた。
体を見ると飾りはついたままであった。Sanaのあそこはまだ濡れて、粘液が垂れて糸を引いていた。が、男がだす精液は膣口には痕跡がない。
 あの男は精液を出してない。男の絶頂をしていない。そういえば前回もそうだった。男の精液は匂いといい、粘り気といい、Sanaは好きではなかった。それはいつも独りよがりの代名詞で、男は出すものを女の膣に出すとさっさと終わりを告げる、嫌な臭い残して。
 その体液はずるずると、いつまでも糸をひいて膣口から垂れてくる。よく洗わないとショーツの股繰りに変なごわごわしたしみをつくってしまう。
でも、あの男の印である精液がどこにもないことが物足りなく寂しかった。
欲しかった。
 たくさん、たくさん出してバギナで受けとりたかった。そうだ、あの男に飲んでもいいと言った。咥内に受けて飲めばよかった。
 携帯のコール音が響いて我に返ったSanaは、職場からのコール音を確認して電話にでた。「具合はどうか、明日は出で来れそうか」と言う話を持って回って言われて、何とか行けそうで、迷惑をかけた詫びやらを述べて、通話を切ってふーと長い息を吹いた。Sanaはズルをして二日間も休んでしまった。Sanaの職場は一人休むと戦闘状態になってしまうのであった。真面目でやる気の権化が仮病を使ってあの男を待っていたのであった。
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