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訪問 パティシエSana
第6章 Sanaの選択
しばしの沈黙が流れて、
「本日は手前がパートナーを務めますよ」と言ってポケットからアンクレットをとりだした。
「これをつけて私がお連れすればだれもなにも言いません」
「Sanaさん痺れるほどの体験を約束します」と言って足元に膝をついてアンクレットを装着しようとした。
Sanaは慌てて、また混乱して反射的に足を引こうとしたのを男はそっと足を持ち上げて自分の膝にのせた。そして左足にアンクレットを装着した。そのままSanaを見上げて、
「よくお似合いですよ。これでいまから、Sanaは私のものになりました」と言った。
Sanaは男の言っている意味が分からなかったが、何か渡ってはいけない川を渡ってしまったようなことが起きたと感じた。
じっと、左足のアンクレットを見た。ゴールドの太目のチェーンに何か飾りがついていた。それを触ろうとした手を下から男に手を取られて自然と立ちあがった。
ルビコン川を渡ったのかしら
Sanaは男に手を取られて、直ぐ前のドアの中にいざなわれた。
プライベートと書かれたドアが、
ガチャリ、
と閉まった音が響いた。
「本日は手前がパートナーを務めますよ」と言ってポケットからアンクレットをとりだした。
「これをつけて私がお連れすればだれもなにも言いません」
「Sanaさん痺れるほどの体験を約束します」と言って足元に膝をついてアンクレットを装着しようとした。
Sanaは慌てて、また混乱して反射的に足を引こうとしたのを男はそっと足を持ち上げて自分の膝にのせた。そして左足にアンクレットを装着した。そのままSanaを見上げて、
「よくお似合いですよ。これでいまから、Sanaは私のものになりました」と言った。
Sanaは男の言っている意味が分からなかったが、何か渡ってはいけない川を渡ってしまったようなことが起きたと感じた。
じっと、左足のアンクレットを見た。ゴールドの太目のチェーンに何か飾りがついていた。それを触ろうとした手を下から男に手を取られて自然と立ちあがった。
ルビコン川を渡ったのかしら
Sanaは男に手を取られて、直ぐ前のドアの中にいざなわれた。
プライベートと書かれたドアが、
ガチャリ、
と閉まった音が響いた。