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Kiss Again
第12章 再び スターダスト
「じゃあ 愛美に おれの電話番号 伝えてもらえませんか?」
「それなら・・・」
おれは 名刺を取り出し 胸ポケットに入れてあるボールペンで 裏に電話番号を書いた。
「ボールペン いつも持ち歩いているんですか?」
「え・・・?」
「私の周りには そんな人 いないんで」
「いつ 連絡先 聞かれてもいいように」
無意識に 社会人トークをしてしまった。
「安部さん ヤバイ人ですね」
莉央ちゃんは 初めて 笑った。
「あゆ 秘書課に移動になって 残業は減ったみたいだけど 土日は忙しいみたいです」
おれの何かが 莉央ちゃんの合格点に近づけたようだ。
「土日は バレエ教室の手伝いにいっているみたいです。 小さな子供さんたちを教えている、かな?」
「あ・・・ うちの会社 副業 うるさくないので」
「どこの バレエ教室?」
ちょっと考えて このくらいは言ってもいいと判断したのだろう。
「確か 中野? だったかな?」
中野?
近いけど 逢わないものだな・・・
また 奥の席から 声が飛んでくる。
「おーーーい。はらだぁ。 武井って呼ばないと 来ないつもりかぁ」
「じゃあ 失礼しますね」
おれは スツールを降りて きちんと立ち 頭を下げた。
「ありがとうございました。 愛美のこと よろしくお願いします」
莉央ちゃんは 笑いながら
「安部さん まじっ ヤバイ人ですね」
歳は同じくらいだと思うけど 「ヤバイ」の感覚が イマイチわからない。
「それなら・・・」
おれは 名刺を取り出し 胸ポケットに入れてあるボールペンで 裏に電話番号を書いた。
「ボールペン いつも持ち歩いているんですか?」
「え・・・?」
「私の周りには そんな人 いないんで」
「いつ 連絡先 聞かれてもいいように」
無意識に 社会人トークをしてしまった。
「安部さん ヤバイ人ですね」
莉央ちゃんは 初めて 笑った。
「あゆ 秘書課に移動になって 残業は減ったみたいだけど 土日は忙しいみたいです」
おれの何かが 莉央ちゃんの合格点に近づけたようだ。
「土日は バレエ教室の手伝いにいっているみたいです。 小さな子供さんたちを教えている、かな?」
「あ・・・ うちの会社 副業 うるさくないので」
「どこの バレエ教室?」
ちょっと考えて このくらいは言ってもいいと判断したのだろう。
「確か 中野? だったかな?」
中野?
近いけど 逢わないものだな・・・
また 奥の席から 声が飛んでくる。
「おーーーい。はらだぁ。 武井って呼ばないと 来ないつもりかぁ」
「じゃあ 失礼しますね」
おれは スツールを降りて きちんと立ち 頭を下げた。
「ありがとうございました。 愛美のこと よろしくお願いします」
莉央ちゃんは 笑いながら
「安部さん まじっ ヤバイ人ですね」
歳は同じくらいだと思うけど 「ヤバイ」の感覚が イマイチわからない。