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不誠実なカラダ
第3章 嫉妬じゃない、悔しいのよ
店を出て向かう場所は、決まっていた。

【部長、ホテル行きませんか?】

急いで打ったLine。

返信が来ない事にも、苛立った。

【仕事ですか?】

それでも、返事が来ない。


「ったく!役に立たない男!」

私がカバンの中に、スマートフォンを入れようとした時だった。

【仕事じゃない。】

それだけ。


だったら、何でさっさと返事よこさないのよ!

【今、どこにいるんですか?】

頭に来たから、無理やりにでも付きまとってやると思った。

【sunsetの近く】


私は目を疑った。

なに?この近くにいるの?

私は周りを見回した。

すると、車のクラクションが鳴り、運転席には部長がいた。

私は、その車に駆けて行くと、急いで部長の車に乗った。

誰か他の人に見られたら、厄介だからね。


「この辺りで、何をしてたんですか?」

「別に。」

部長はそれっきり、行先も告げずに、車を走らせた。
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