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不誠実なカラダ
第3章 嫉妬じゃない、悔しいのよ
そしていつの間にか、部長の車は、郊外へとやってきた。

不思議だ。

部長と一緒にいると、あんなに苛立っていたのが、無くなっていく。


「ホテルに行くんですよね。」

「ああ。」

頬杖をつきながら、窓の外を眺めた。

私と部長の関係に、それ以外があるんだろうか。


やがて私達は、ホテルの駐車場に、車を停めた。

部屋のキーを取りに行った部長と、無言で部屋に向かう。

会話もない。

私達は一体、どうしてしまったんだろう。


そしてそれは、面倒な事を一切省いたものだと言う事だと、思い知らされた。

部長は、部屋の中に入ると、まだシャワーも浴びていないのに、キスをしてきた。

舌で舌を絡める、欲情のキス。

私がそのまま、部長の首筋にしがみつくと、二人はベッドに倒れ込んだ。

それからは、いつも通り。

お互いの服を脱がせながら、一つに繋がって、お互いの欲求を埋めるように求め合った。
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