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不誠実なカラダ
第4章 愛されたい それよりも
「ああ。腹が減ってるだろう?」

意外な展開に、私は目をパチクリさせる。

「俺と夕食なんて、嫌か?」

「い、いえ。」

「じゃあ、行こう。」

誘われるままに、私は部長の後を着いて行き、エレベーターに乗った。


少しだけ間を開けて、並んで立った。

スーッと昇って行くエレベーターの中で、ただ二人きり。

これから夕食を二人で?

それから二人で、一泊でもしようと言うのかしら。

それじゃあまるで、恋人同士だ。


「ここだな。」

ホテルの最上階にあるレストランに着いて、私と部長は、隣同士に座った。

足を組んでいる部長が、セクシーに見える。

まずい。

昼間、中途半端に快楽を味わったせいか、蜜が溢れてきそうだ。

「どうした?」

「いいえ。」

慌てて太ももを両手で隠し、内ももに力を入れた。

すると部長が、耳元で囁いて来た。

「もう我慢できないか?昼間のあれでは、満足しなかっただろう。」

私は勢いよく、部長の方を見た。
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