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不誠実なカラダ
第4章 愛されたい それよりも
意地悪そうな部長の顔。

そう。

部長はやはり、昼間の事を知っていて、私を誘ったのだ。

恥ずかしい。

他の男とHしているところを見られて、知らない振りをして、隣に座っていたなんて。

だが部長は、こうも告げて来た。

「大丈夫だ。後で満足するまで、可愛がってやる。」

その言葉にドキッとして、胸がバクバク言っている。

もう、たくさん。

「部長、知ってたんですか?」

「ああ。彼の後ろに隠れている君を、ちらっと見たからな。」

そこまで言って、どうして……

「なぜ、怒らないんですか?」

部長は、黙っている。

「怒る権利がないとでも、言うんですか?」

「……そうかも、しれないな。」


所詮、セフレはセフレ。

欲望を満たせるのであれば、誰と付き合おうが、誰と遊んでいようが、関係ないと言うのだろうか。

そんな関係を押し付けたのは、私の方なのに。

なのに、涙が一粒零れた。
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