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フレックスタイム
第2章 秘書室へ
シャワーをしてから、シーツ類やらタオル、その他細々したものを洗濯機に放り込んで、
社長にはコーヒーを淹れた。
キッチンを探したら、ココアがあったので、
ケンと自分用にはココアを淹れた。


外商さんが来たけど、
日曜日の朝に秘書が社長の家に居るのもどうかと思って、
ケンと2人、私の部屋になるらしい2階の奥の部屋をチェックしていた。


結構広めの部屋に、
デスクと大きめのベッドとソファに備え付けのクローゼットとユニットバスがあった。

ベッドカバーやカーテンは、ウィリアム・モリスのいちご泥棒の柄だった。

「お手伝いさんのお部屋にしては、
なかなか素敵なお部屋ね」と感心して呟やくと、

「お手伝いさん?」と、ケンが首を傾げた。

「リリィはこのお部屋に住むことになったの。
ケン、宜しくね?」と言うと、

「じゃあ、ケンもこのお部屋に住む!」と言って、
嬉しそうに私に抱きついた。


暫くすると、ノックしながら、
「ドア、開けても良い?」と社長が言った。

「はーい」と言いながらケンがドアを開けると、
大きな紙袋を3つほど持った社長が立っていた。


「まずは戦闘服ね。
皺にならないし、アイロンも基本要らなくて、
ネットに入れて洗濯も出来るらしいよ?」と、
ワンピースや下着の入った紙袋をベッドに置いた。


「下着は、浴室の処の引き出しに入れる?
こっちにする?」と訊かれて、
「こちらの部屋に置きます」と、赤面しながら答えると、
クスリと笑われた。


「靴は玄関だな。ちょっと来て?」と言うと、
先に社長が部屋を出るので、ケンと2人で追いかけた。


「ここの部分は、ケンの靴だけで他は全部空っぽだから、ここに置いて?」


「イメルダ夫人の下駄箱みたいですね。
1列で私、充分です」


応接室に初めて入ると、エルメスの紙袋が幾つも置いてある。


「あの…本当に私、困ります。
先程のお洋服もですし、バッグも…
こんなに高価な物はいただけません。
でも、エルメスなんて、私では支払い能力もありません。
バッグはひとつだけ頂戴して、お支払いさせていただきます」と言うと、

「返品も出来ないし、
俺の秘書が貧相な格好で居る方が困るから、
受け取ってくれる?
取り敢えず、部屋に運ばせて?
ここに置きっ放しの方が迷惑だから」と、紙袋を持ち始めるので、
仕方なく手伝った。


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