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フレックスタイム
第4章 孤高の女
でも…お母様のことは、
簡単に決めることは出来ないと思った。

私自身がどうなのか?
どうしたいのか?
何が出来るのか?

全てを考え抜いて決断しないといけない話だった。


「どうしよう?
ダディ、リリィのことを泣かせてしまったよ。
お詫びにケーキでも食べに行こうか?」


「あら!嬉しいな。
じゃあ、お着替えしてきますね?
ケンもお着替えする?
泥がついちゃったでしょ?
汗もかいてるから、
一緒にシャワーしてくれる?」と言うと、
手を繋いでくれる。


「じゃあ、パソコン片付ける係をするね?」と、
社長はのんびり言った。



「たまには車で行こうか?」と、社長がハンドルを握る。
後ろのチャイルドシートにケンを座らせて、
私もその隣に座った。


表参道近くに車を停めて、
フルーツタルトで有名なお店でオヤツを食べた。
社長はコーヒーだけだったけど、
ケンと私から一口ずつタルトを貰って食べて、
「甘いモノも、たまには良いな」と言った。


ついでにと、その後、のんびり歩いてファーマーズマーケットで食材を買った。


綺麗な薔薇を売っているブースが気になって立ち止まって見てたら、
社長が、
「これ、全部!」と言って、
バケツに入っていたモノを全部買って、

「はい。
百合を泣かせたお詫びだよ。
ごめんなさい」と言って、
新聞紙に包まれたお花をプレゼントしてくれた。


「わ。
嬉しい。
ありがとうございます」と言うと、

「エルメスより花の方が喜ぶんだね?」と笑った。


「早く帰って、生けないと、
可哀想!」と言ったら、
急いで車を出してくれた。


帰宅して、
ダイニングテーブルと寝室に花を飾ったら、
とても幸せな気持ちになった。


「明日は…午前中、買い物に行ってから、
久々に母に会いに行こうかな?
ケンも連れて行きたいし、
百合、付き合って貰える?」


「あの、私…
どんな立場で行くんです?」


「秘書で良いよ。
俺が紹介するからさ」


…どんな紹介、されるのかな?


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