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フレックスタイム
第5章 辛い過去
ケンは車の中でもすっかり眠っていたので、
社長が抱き抱えてベッドに運んだ。

ゴルフバッグとボストンバッグを持って、
よろけながら後に続くと、

「百合、重いから大丈夫だよ?」と慌てて引き返して私からそれを受け取る。


「お風呂に入りますか?
ゴルフ場で入ってらしたから、大丈夫ですか?」


「百合と一緒なら入りたいけど?」と笑うので、

「良いですよ?
お湯を張ってきますね?」と言った。


「えっ?」
社長は固まっているので、

「お洗濯物はボストンバッグの中だけですよね?
開けても良いですか?」と言いながら、
中身を確認して、洗濯機に運んだ。


「先に入ってても良いですか?」と言って、
パジャマを手にバスルームに向かう。

ざっと身体を洗って、バスタブに入ったところで、
社長が遠慮がちに入ってきた。


「恥ずかしいから、
電気はつけないでくださいね?
洗面所の灯りがあるから、大丈夫ですよね?」


社長はそそくさとシャワーのお湯を掛けて身体を洗い始めたので、

「お背中、流しましょうか?」と言って、
バスタブからそっと出ると、
背中に回って、大きい背中をスポンジで洗った。

「俺も洗ってあげようか?」と言うので、

「いつもケンに洗って貰ってるから、大丈夫です。
翔吾さんは一人で入ってるから、
お背中、届かない処、あるでしょう?」と言いながら、
丁寧に洗って、シャワーで泡を洗い流した。


「シャンプーは、明日、美容院に行くから、
良いよね?」と言って、
2人でバスタブに入った。

向かい合うのは恥ずかしいから、
社長の前に背中を向けて座ると、
社長は腕を回して、
優しく抱き締めてくれる。


「百合、どうしたの?
急に…。
びっくりしたよ。
嬉しいけどね。
何かあったの?」と、ゆっくりした口調で話しながら髪を撫でる。

「話があります。
長くなるかも」

「のぼせちゃうかな?
でも良いよ?
一晩中でも、話を聞くから」


「ここ、触ってみてください」

私は社長の手を持って、お臍の下の辺りを触れて貰った。


「結婚してた時の出産は、帝王切開だったから、
傷があります。
もしも今後、子供を授かったとしても、
自然分娩は無理で帝王切開になるんです」


「そんなことは問題ないよ?
もしも、子供が出来ない身体だって言われても、
構わないと思うよ?」
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