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フレックスタイム
第6章 婚約、そして初めての夜
「今日の百合さんは…
とても顔色が良いわね?
昨日とお顔の雰囲気も違うみたい」とお母様に言われて、
少し紅くなってしまう。

「服装が違うからじゃないの?」と、
翔吾さんはとぼけた顔で言う。

私は話題を変えて、
「古川さんは何時頃、いらっしゃるのかしら?」と翔吾さんに訊いた。

「うーん。
午後イチとかかな?」


「そういえば、実家の両親に、
翔吾さんのお母様が戻ってらしたと伝えたら、
ご挨拶したいと申しておりました」

「あら?
大切なお嬢様をお嫁様に迎えるのはこちらだから、
わたくしからご挨拶に伺いたいわ?」

「実家はケンの幼稚園の近くですから、
いつでもいらしてくださいね!
こちらにもお邪魔したいと申しておりました」


「あのさ。
母さんとケンに、
相談したいことがあるんだ」と、翔吾さんが言った。

「まず、ケンからにしようかな?
百合がね、ケンのマミーになってくれるんだけど、
ダディの仕事も手伝って貰わないといけないんだ。
だから、幼稚園のお迎えに行けなくなる。
夜ご飯はなるべく帰って来れるようにするけど。
ケン、大丈夫かな?」

「んー。
リリィがマミーになってくれるんなら、
僕、良い子に出来るよ?」

「朝は一緒よ?
幼稚園にこれまでと同じように一緒に行けるの。
お迎えがね、行けなくなりそうなの。
土曜日と日曜日は、一緒に過ごせるわ」

「夜は?
一緒に寝てくれる?」

「ケンたら…
赤ちゃんみたいね?
でも、一緒に寝れるわ」と言うと、
恥ずかしそうに私にしがみついて笑った。


「母さんにもお願いがあって、
ケンの幼稚園のお迎え、
母さんか古川さんにお願いしたいんだ。
勿論、ハイヤーを手配するから」

「あら?
それくらい出来ますよ?
なんなら、帰りに百合さんのご実家に寄らせて頂いて、
お茶しながら待ってても良いものね?」

「そうしていただけると、
母も喜びますわ」


「ケン、母さん、
ありがとう。
これで、月曜日の役員会で、
百合のことを婚約者として紹介出来るし、
仕事のこともきちんとしてやれるよ」

「本当にありがとうございます」と言うと、

「今日は土曜日だから、
一緒に遊べるの?」とケンが手を繋いで言うので、

「そうね?
何して遊びましょうか?
ケン、考えてみて?」と言うと、
「お庭で遊ぶ」と手を引っ張った。
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