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そぶりをやめて
第15章 158日
「料理のが先だよ?」

それもそうだ。

チェックインの時に、予約したっけ。

抱きしめていた腕の力が弱まる。


そこを汐里がくるりと反転して抱きついてきた。

しかし首に腕をまわすんじゃなくて、胴体にしがみつくように。

「っ、汐里?」

言葉通り、お手上げなんだけど。

ぎゅうっと力が入ってて、ちょっとなかなか苦しい。

もうしません。図に乗りません。から、許して。


「私も」

...はい?

「料理より、先に...シたい。...かも」

え?は??

幻聴??

イマイチつかめない佳佑を、抱きついたままぐいぐい押して、ソファに押し倒す。

「えっ、ちょっ、あぶなっ」

驚いて体勢を整える佳佑の腰の上に座り、キャミソールを早々に自ら脱ぎ捨てている。

「...汐里」

薄いカーテン越しに、少し夕日ぽい光が差し込んできた。

汐里の綺麗な曲線を描く肌が、その光の中で蠢いている。

忘れていた唾をごくりと飲み込む。

「もうすぐ、排卵日だから...」

そう言いながら、唇を重ねてくる。

うん?
汐里が最近ヤりたくなった時に使う言い訳だ。

結婚当初にこれを言われた時は、かなり萎えた。

けど、今はそれが言い訳でしかないと、よく知っている。

でも、確かに。
佳祐も、新婚旅行あたりが排卵日で、まぁつまりは生理とかでなくて、丁度いいみたいな事は思っていた。

「...じゃ、いっぱいシないとだね」

「そう。だから、こっちが先」

そう言いながら、角度を変えて唇が吸われる。


精一杯考えたんだろうな。

そんな汐里がめちゃ愛おしい。


萎れかけていたモノが、カナリ元気になってきた。

汐里の体を抱きしめて、差し出してきた舌に深く絡ませる。



夕方になる直前から、すっかり夜になってしまうまで。

リビングのあちこちを使って、あらゆる体位で交わった。


夢中になり過ぎて、灯りがひとつもついてないと気付いた時は、2人して笑いあった。


その後、お腹が空き過ぎて、椅子に座らず立ったまま食事した。
もちろん、裸のままだし。
じゃれあって、奪い合うようにして“アクアパッツァ”をはじめ、数々の料理を食べた。

エロい照明がつくジャグジーでまたいちゃいちゃして。
足元が悪いからと移動し、濡れたままリビングへなだれ込んで...。
本当にいっぱいシといた。
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