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そぶりをやめて
第16章 180日
ってゆーか、そっとしておいて欲しいのに。

気まずい。

実に気まずい。


沈黙が怖いし。


手を離してくれないから、払うか、振り切るか。


「シャワー浴びてくるから。離して...」「...たかった...」

汐里のセリフは、声も小さいし、ほとんど佳佑のと被って聞こえなかった。

けど。

え?

幻聴??

見たい?

シたい??

どっち???

「...1人だけズルい」

「え?」

「なんでもない。何も言ってない」

パッと掴んでた手が離れたけど。
気になってシャワー浴びに行けそうにない。


見たいにしろ、シたいにしろ。

参加したかったってことだよね?



振り返ると、汐里が布団の中に潜り直している。

「...汐里?」

向こうへ向いて横になった汐里の耳がすっごく赤い。

「ね。さっき、なんて言った?」

「もういいって」


シたい、はともかく。
見たい、なら、願望が現実に?

ゆっくりと汐里の布団に近づいて、忍び込む。
少しビクッとしてるけど、その体を背中からゆっくりと抱きしめる。

「俺1人スッキリしてごめん。でも、今日はまだ、汐里出来ないでしょ。だから、つい1人で...」
「...もう終わったもん」

あ。そう?

あれ?

「ん?でもアプリで...」
「今回、書き込むの忘れてた」

予測のままになっていたらしい。
早まったということか?

それは教えてくれないと分からない。


じゃあ今日は、ゆっくり2人でいちゃいちゃ出来るってこと?

やった!


...あ。

でも、ついさっき、結構出しちゃったので。

ちょっと当分、元気になりそうにナイのだけども。


若いときなら続けてイケるかもだけど。
三十路も半ばになると、インターバルをかなり開けないと、2回目は難しいのだ。

それは、汐里もよく知ってる。


「シャワー、一緒に浴びる?」

向こうへ向いたまま、汐里が首を横に振っている。

コテージでは毎回一緒に入ってたのに、マンションのお風呂は狭いとか言って一緒に入りたがらない。

「じゃ、何したい?汐里に合わせるし」

しばらく考えてる。

何って、言われるのか。

何度もイクまで、クンニし続けて、とか。

まさか、汐里が1人でシてるところを見る。とか。


まさかまさか。


「とん汁作って。お腹空いた」
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