この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
そぶりをやめて
第21章 288日
「は。すご」

久しぶりに胸を揉まれて、ビクッとなってしまう。
そんないやらしくないし、本当に確認してるカンジ。

...だよね?

指を掴んだままでいるのて、引き剥がすことも考えたけど。

「...払い除けないの?」

佳祐も意外そうに聞いてくる。


さっきの、妊娠中に浮気される、ってハナシがふいに思い出されて。

なんだか、突き放せなかった。


首筋に佳祐の唇が触れる。

ゾクゾクっとして、体がよじれる。

「...汐里」

「ん...」

「ごめん、俺...」

このまま受け入れて、セックスすべきだろうか。
耳元で切なく名前を呼ばれて、汐里もそんな気になってきた。

「...なに?」

振り返って、軽く唇が触れる。

汐里としては、精一杯の“OKサイン”。

喜ぶのかと思いきや、なんだか苦しそうな佳祐がそこに居る。

「俺...、ダメだ...」

「なにが?」

こんな誘っといて?

「ごめん。あー、ほんと。ごめん」

「だから、なにが!?」

完全に向き合った汐里の胸に顔を埋めている。

「...だ...ら」

胸元でぼそぼそ言われて、全然聞き取れない。

「なに、なんなの?」

「だから!...もう無理なの!」

はい??

逆ギレ???

問いただすと。
つまりは、数時間前に1人でシたらしく。
もうチカラが出ない。

ということらしい。

安定期入っても、汐里がシたくなさそうだったし。
負担になってはいけないと。

毎日のように、シャワーを浴びながら風呂場で放ってる。

らしい。

元々、1度シたら、よっぽどでないと2回戦にまでならない。

「だから、今日はちょっと」

必死に言い訳する佳祐が、なんだか可愛く思えてきた。


「...1人でシてるの?」

「...そりゃ、まぁ」

「AVとか見ながら?」

今頃はスマホでも見えるらしいし。
そういうのをオカズに1人でするなら、浮気よりはマシかもしれない。

「なに言ってんの?...汐里の事考えながら、だよ」

日々のベッドでのセックスはもちろん。
風呂場でヤりまくったことや。
キャンプのコテージやテントでの特別な日々。
などの、実際にあったことを主に思い出しながら。

「特に今日は、zoomで同窓会だったじゃん?」

「?」

関連性が見当たらないけど。

「...だから、いつもより、ちょっと」
/240ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ