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そぶりをやめて
第21章 288日
またそういう甘いセリフが、よくもまぁ目を見ながらスラスラと。
営業は必要ないのに。

「はいはい。もう、寝るよ」

言われたこっちが恥ずかしくなって、視線を逸らし逃げてしまう。
なにせ、可愛いなんて他の誰からも言われたことない。

お世辞でも言われ慣れてないから、どう返していいか分かんない。

あのセックスしまくってた時期にも、最中に言われてた気がするけど。
聞こえないふりして、誤魔化してた。

こんなシラフの時に言われたりしちゃったら、どうしたらいいのさ。

「おやすみ!」

布団を被って反対を向く。

「んー、おやすみ」

なんだかその声に、笑いが含まれてる気がして。
やっぱりからかわれているだけなのではと思ってしまう。

それぞれの布団にくるまってるはずなのに、佳佑がこっちの布団に入ってきた。

「っ、ちょっと。ヤんないよ?」

安定期に入ったら、軽いセックスならしてもいいって聞くけど。
怖くてそんな気になれない。

「違うよ!そんな気ないよ!」

違うんかい。

なんだか、そんな気ないとか、それはそれでちょっと。
どうなの。

「じゃ、そっち行って寝てよ」

気を取り直して、起こしかけた体をまた横にする。

「そろそろベビちゃんが、動くかなって」

めげずに後ろから、汐里のお腹に手を伸ばしてくる。

ああ、赤ちゃんの胎動を感じたいってこと?

そんな胎動とか、まだ汐里にも分からない。
時期的には、そろそろ分かり始める頃らしいけど。

汐里の体は、色々ニブイようだ。

でも、いくらニブイ汐里でも、下腹部に手を置かれてたら眠れない。

「...ちょっと。眠れないんだけど」

「えー。ダメぇ?」

そんな可愛く言っても。

「じゃ、おっぱいならいい?」

するするっと手が登ってゆく。

「いいわけないでしょっ」

登りきる前に、その指を掴んで阻止する。

「いってて...」

さっき、その気はないって言ってたのに。

「だって、久しく汐里のおっぱい揉んでないー」

そりゃあれからヤってないし。

「絶対またおっきくなったよね?」

確かに、徐々に大きくなってきてる気がする。
ただ、色も変わってきていて。
セクシーからは、程遠い気がする。

「ちょっと確認するだけだから」

めげずに進んだ指が、ゆったりと乳房を揺らす。
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