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蒼い月光
第11章 三つ巴の交わり

だが、淫気が高まった二人の体に
刻(とき)を知らせる鐘の音が
甘い時間の終わりを告げた。


「千代さま‥‥お時間にございます」

八重は断腸の思いでそう告げた。

湯船から上がり、
互いの体を手ぬぐいで濡れた体を拭いた。

股間は、互いにゆっくりと時間をかけて拭いた。

千代を押し倒し、
その体に覆い被さりたい衝動を必死に押し殺し、 真っ白な絹の寝間着に袖を通すと素
肌に触れる絹の肌触りが
これから殿の寵愛を受けるのだと教えてくれた。


二人仲良く寝間に向かう廊下で
千代が八重の手を求めてきた。

細く白い指を八重のふくよかな手で包み込むと
千代は不意に立ち止まり、
目を瞑って八重の接吻をねだった。

「千代さま、お気持ちを切り替えなさいまし、
今からは殿が千代さまをめくるめく
官能の世界にいざなっていただけまする」

そう言ったものの
八重も接吻したくてたまらなかったので、
周りに人影が見えないのを確認して、
チュッと軽く唇を重ねた。

二人の女が手をつなぎ、
仲良く寝間に入ると
昨夜は一組だった布団が
今夜は二組並べて敷いてあった。

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