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蒼い月光
第13章 決戦!

初夏の日差しが眩かった。


剣山は落ち着いて待つことができなかった、
せわしなく正室の間の前の廊下を
行ったり来たりしていた。


昨秋の合戦を勝利で終え、
無事に帰還してから剣山は
それまで以上に千代を溺愛した。


年が明ける頃、
千代が身ごもっていることが判明した。


お世継ぎを・・・

家来たちは男児を出産することを祈っていたが、
剣山と千代は生まれ来る赤子が
男児でも女児でもかまわなかった。

『無事に生まれてくれたらそれでよいのだ・・・
母子ともに健康であれば、何も望まぬ・・・』


そのときだった、
襖の向こうから元気な赤子の産声が聞こえた。

「千代さま、姫君にございます」

産婆が複雑な表情でそう告げた。

産着に包まれた我が子を抱いた瞬間、
懐かしさがこみあげてきた。

『おかえり、朱里‥‥私が母よ‥‥』

赤子は嬉しそうに千代の乳首に吸い付き、
母乳を飲んだ。





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