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未亡人下宿~お部屋、貸します~
第4章 もう一人の下宿人、木下くん
「また抱いてほしくなったら
ガウン一枚で俺の帰りを待っていなよ。
今度は違う体位で逝かせてやるからよ」

彼は満足したのか、
サッサと身支度を整えて
自分の部屋へ帰っていきました。

『若すぎる子はダメね…
自分本意のSEXばかり…
やっぱりあの不動産仲介業者のかれがいいわ』


次はいつ来てるのかしら…

私からもう一回相談したいことがあるからと
連絡しようかしら…

ああ…早く夜が明けないかしら。

そんなことを思いながら、
久しぶりのSEXに、
しかも一日のうちに3人の男と交わったものだから
体が気怠くなってしまい
私は濡れたソファの冷たさを感じながらも
そのまま眠ってしまいました。



翌朝、スマホの着信音で目が覚めました。

時計を見るとすでにお昼前でした。

『爆睡ってのはこの事ね』

眠気眼で私はスマホの着信を受けました。

「もしもし、神崎でございます」

喉が渇いていたせいで
やたらとハスキーなボイスで
自分でも驚いてしまいました。

〔おはようございます。
〇〇不動産仲介の横尾です〕

あら、逢いたいと思った私の願いが通じたのかしら
思いもよらずに彼からの着信でした。

「どうなさったの?何かご用かしら?」

嬉しい気持ちを押し隠すように
私は冷たく言い放ちました。

〔お宅のアパートを
お借りしたいという方がおられましてね。
今から内覧に伺ってもよろしいでしょうか?〕

よろしいもなにも、
合鍵は彼に託してあるのだから
好きな時間にいつでも内覧させればいいのに
彼ったら律儀なのね…

「そう、それはありがたいわ…
ねえ、内覧が終わったらお時間を頂けるかしら?」

〔あいにくと午後からも
別の方を別宅の内覧の予定が入っておりまして…
今夜でもよければ
ゆっくりとお時間を取ることができますが〕


今夜…

ゆっくりと時間を作ってくれるの?

お泊まりしてくれるかしら…

〔そうですね…お
伺いできるのは9時以降になりますが
それでもよろしいでしょうか?〕

傍に内覧希望者がいるのだろう。

彼はあくまでも営業口調で受け答えしました。

「ええ…、きっとよ。必ずいらしてね」

私はできるだけ甘えた口調で艶っぽく答えました。
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