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TRUE COLORS  ~PURPLE~
第18章 Older friends
「じゃ、まりかって呼んで!私も沙織って遠慮なく呼んじゃうから!」

と笑う。ホントすっごい可愛い笑顔で。

まりかちゃんの甘いかわいい声で沙織って呼ばれると、

お姉ちゃんが出来たみたいで嬉しくなっちゃう。

「じゃ、まりか。今度のお土産のリクエストない?」

「タイ焼き!あんこがしっぽまで詰まってるの!

 沙織はしっかり詰まってるのが好きな派?」

「あんこよりしっぽの先がカリカリかどうかが重要派!」「わかる!」

とキャッキャと笑いあう。


レイから沙織ちゃんが一人でウチに来るからよろしくと

LINEが入ってて、心配で来てみたけど。

問題なさそうだな。

ドアの前で二人の笑いあう声を聞いて、自分のオフィスに戻る。

ガールズトークの邪魔だけはしない方がいい。

合わせが終わったらこちらに来て、先日言ってた手袋を一緒に見に行くようになっている。

慌てずのんびり待つさ。

自分のオフィスに入るとき、隣の社長のオフィスを見ると。

社長はなにやら熱が入った感じで電話中だった。

最近社長は日中留守にすることが多かった。

だが、また夜遅くにオフィスに戻り、仮眠をとって朝早くから仕事をしている。

そして気付けばいつの間にかアポ取った相手先に出向いて留守。

その繰り返しだ。

また少し痩せた気がする。

精悍さに磨きがかかったとか何とか女性スタッフが言っていたのが気に入らないが。

確かにそうだ。

やっぱ仕事に没頭してる社長ってカッコイイんだよ。

今はそれがむかつくんだけどな。

俺の視線に気付いたのか、こちらを見てフと目だけで笑って見せる社長。

………やっぱ俺何だかんだゴチャゴチャ言ってるけど。

   社長にとことん惚れ込んでんなぁ。

沙織ちゃんが俺のオフィスに来たときは。

また社長は留守で。オフィスの灯りは消えていた。


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