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TRUE COLORS  ~PURPLE~
第21章 Shaking feelings
「アッ!アッ!アッ!アッ!アッ!アッ!アッ!アッ!」

ベッドに大きく足を広げ四つん這いになった私は

雅人に腰を掴まれ、激しく突き上げられるままに声を上げる。

ベッドが同じリズムでギシギシと音をたてる。

もう何度目だろう。

汗と涙と、お互いの体液でベッドのシーツはグチャグチャになっている。

そろそろ、朝倉医師が準備しておいてくれたゼリーを雅人の口に含ませなきゃ。

「あ、ダメ。雅人!また、またイっちゃう!」「レイ、おれも、もうッ!」

二人同時に果て、荒い息をしたままベッドに倒れ込む。

果てた後、雅人の身体はほんの数分だけの休息が許され、

また欲の火がついてしまう。そうなる前に。

冷蔵庫までなんとか辿り着き、

中から一口大のゼリー容器がたくさん入った箱を持ってベッドに戻る。

「雅人、そのままでいいから口を開けて?」

うつ伏せになっている雅人の口にゼリーを一口含ませる。

『いい?機会を見て何度でも何個でも、このゼリーを雅人さんに食べさせて。

点滴での栄養補給じゃ、絶対副作用を乗り越えるのは無理。

それに何も口にしないままだと消化機能も落ちてしまう。』

朝倉医師が私をこの病室に案内してくれた時に、大量に渡されたものだ。

もちろん私にも食べるようにとのことだった。

“children”でこの麻薬の副作用に対応するために急遽作られた、

滋養強壮、栄養満点、かつ浄化作用効果抜群のゼリーらしい。

何個目かを雅人の口に入れた時、雅人がゆっくりと起き上がった。

ああ、少し落ち着いたかしら。顔つきが変わった。

「レイ、ありがとう。」

私の髪に優しく触れてくる。

「もう一個、食べて?」

ゼリーを雅人の手に握らせる。

と、その手を引かれ倒れ込むように雅人の腕の中にしっかりと抱き留められる。

背を雅人に向け抱きしめられるよう、身体をねじり、収まる。

散々欲望のままに抱かれたのに、

ありがとうなんて言われて顔をまともにみれなかったから。

そんな気持ちを知ってか、何も言わず後ろから髪をなでながら肩にキスを落とす雅人

「レイ、こんな状態があとどれくらい続くのか、俺にはわからない。

そして、この状態から抜け出した時

俺自身が元の身体に戻るのかも、分からない。」


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