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TRUE COLORS  ~PURPLE~
第22章 coming to America
ピロン♪

サオリからLINEだわ。

ああ、渡米したのね。

サオリパパと直人の通訳の仕事あったものね。

ピロン♪

『新作USBに入れてたけど、そのままだったから後でメールで送るね。

 レイも大変な時だけど時間があったら見てみて?

 よかったらそのまま編集部に通してね』

ベッドで点滴をして眠る雅人を見る。

そう、あの後バスルームに行って。

バスルームでの何度目かの行為の後。

副作用が切れたのか崩れ落ちるように倒れ込んだ。

監視カメラで監視されていたからか、

私が助けを呼ぼうとする前に即座に

朝倉医師がスタッフを数名連れ雪崩れ込んできた。

いつの間にか、ぐしゃぐしゃに汚れていたベッドはキレイにされており、

そのベッドに雅人は寝かされ。

朝倉医師の指示の元テキパキと点滴とベッドサイドモニターをされていく。

おそらく副作用が切れ、体力の限界もあっての失神だろうということだった。

それから、まる3日。

いつ目覚めるだろうかと心配で離れられない私に、

スタッフは代わるがわる食事を運び。入浴をさせ。散歩させるかのように連れ出され。

規則正しい生活をさせられていた。

タブレットを起動して、メールチェックをする。

桜井とマチ子ママからもメールが入っていた。

桜井からは急ぎの分の仮縫いの合わせは済ませ、

仕上げと修正作業段階に移った旨のメールだった。

“夕凪”お披露目には余裕で間に合いそうね。

仮縫い合わせちゃんと済ませて渡米できて良かった。

年明け暫くから。パリ行の仕事あったから、バタバタになんなくて良かった。

マチ子ママは雅人の事を心配したメールだった。

“EDEN”が雅人をこうした人物に制裁を与えたことも記されてた。

サオリの原稿フォルダを圧縮解凍する。


チラリと雅人を見る。

目覚めそうな気配はないわね。

原稿をチェックしていく。


……なに。コレ。作風が変わった?

読み進めるにつれゾクゾクしてくる。

なんなの。なんなのなんなの!


ゴクリ。

自分が唾を飲む音がものすごく大きく聞こえた。

一気に読み終え、雅人が目覚めそうにないことをもう一度確認してから、

タブレットとスマホを持ち病室を離れた。
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