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第22章 coming to America

“遇见命中注定的人。”………運命の人に出会う？


お、お前何だった？と覗き込むお兄ちゃん。

「お、いいじゃん。運命の人かぁ。お前の運命の人ってどんなだろな？」

といたずらっぽい目で私を見てからかう。

「お兄ちゃんのは、何だったの？」

「俺なんか、これだぜぇ～？」

と紙をヒラヒラさせる。

“我也喜欢吃藤蔓的昆虫”　蓼食う虫も好き好き

「あ！ぴったり！」「なんだとぉ～！」と笑いあう。

“運命の人”

その言葉を目にして朝比奈さんを思い浮かべてしまって。

心がまたもやザワザワしてしまって、どうしようもなかったんだけど。

お兄ちゃんがいてよかった。

やっぱ、こっち来て正解だったわ。