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TRUE COLORS  ~PURPLE~
第1章 1 PROLOGUE
「しかし、一夜を過ごすって言っても社長は何もせず、
 
 ただただ受け身。

 女の自慰行為で社長のムスコをその気にさせるのが第一関門。」

明日も寒くなりそうだな。

早くリカの甘ったるい香水の移り香を、帰って熱いシャワーで洗い落としたい。

「うまく社長とセックスに持ち込めて、イき顔と女の持つ色気が社長のお眼鏡に叶えば、

 ASAHINAの専属モデルは安泰。で、第二関門!」

ああ、昨日確かフランス産のスモークチーズ頂いたな。

あれで、一杯やろう。

「そのセックスで社長をイかせられたら、そいつはもう大スターへの道は

 約束されたも同然!だが、しかし!未だそんな女は存在しない。」

…………。いや、一名だけ、いたんだよ。

「リカ、イイ線いってると思ったんですがね。」

まだ含み笑いをしながらルームミラーで視線を寄越す。

「リカは他で充分やっていける。ただ、ASAHINAでは違う。それだけだ。」

そう、リカは今YouTubeやTVでも活躍しているし、

インスタフォロワー数も大したものだ。

露出に貪欲なタイプだし、話好きで頭の回転もいい。

それになかなか恵まれた肢体を持っている。

天狗にならなきゃ、そこそこそちらの世界で名を残せるだろう。

「社長なりの思いやり、ですよね。俺はそう思ってます。」

思いやり?

いや、そんな優しさは持ち合わせてはいない。

ただ単に俺の性欲処理だと思ってくれていればいい。

「社長はイけないのに、女の懇願に応えて時間割いてやってんですから。

 そこいらのスケベジジイの性欲処理とは違いますからね!」

「!……………桜井ッ。」

「すみません。」

言葉では謝りはするものの、反省など全くしていない軽いものだ。

まあいい。そんな桜井だからうまくやっていける訳だし。

「明日のスケジュールは?」

これ以上この話題に捕まっていたくなくて、

そういえばまだ確認していなかった明日のスケジュールを聞いてみる。

「はい、明日午後2時にレイ・ルーカス様がお見えです。」

「レイが?」

「ええ、レイ様は今を時めく小説家夕凪さんの秘書兼編集をしておられるそうで。」
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