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離島性体験 〜M男君〜
第7章 深夜、体育館
「今夜、八時に体育館に集合ね」

卓郎は王様ゲームの日を思い出した。六人のメンバーでやったゲーム、、、、あの日から輝の心配とあの写真が現像されたのかが気になって仕方なかった。

卓郎、かえるよ。と早苗に連れていかれ振り向くと輝は抜け殻となってコンニャクを咥えていた。いじめとも言える行動に参加してしまったことに何度も卓郎は祈った。

気が向かないまま卓郎は歩いていると一台のカブが通り過ぎる。暗い夜道にライトを光らせその光が止まった。

「卓郎、乗せようか?」

早苗だった。

「いや、すぐそこだし歩くよ」

そういうと早苗はカブを引きながら隣を歩き出した。カブの光が明るく道路を照らしている。卓郎は持っていた懐中電灯の光を消した。

「あのときの写真ってどうしたの?」

卓郎は知りたいという好奇心から訪ねた。

「見たい?」

頷くと早苗は卓郎に聞こえない声で答えた。

二人の影見えてきた。

「もう来てるよ。卓郎」

近づくとそこにはあの二人が立っていた。

理沙と綾子のコンビが待っている。

「早かったね」

それだけ理沙が言うと卓郎と早苗は後ろをついて歩くことになった。

「早苗、そこにバイク置いて」

真っ暗の体育館、入口には鍵をかけてある。町営の体育館の鍵が空いてるはずもない。物音もしない閑散とした雰囲気のなか四人だけが暗闇のなか小さい明かりを頼り進んでいく。

外階段を上がっていくと小さいおどりばに着いた。

「あの他の人達は?」

嫌な予感がする卓郎は二人の先輩に声をかけた。

「今日は四人だよ」

えっ?と聞き返すと理沙はんッ?と答えた。

「卓郎、ご褒美だよ。今日のことは内緒にしてよ。」

綾子が答えると早苗が割って入ってきた。

「ごめん。なにも話してないよ」

そっかぁ。と理沙が答えた。

「なにするんですか?」

「そうね。卓郎?私達3人のことどう思ってるの?」

「どうって、、、」

返答に困ってしまった。

3人のタイプ全然違う。
大人っぽく胸が膨らんでいる茶髪の高身長の理沙。
黒髪で高身長でスタイルのバランスがよく目が大きく黒が似合うキャリアウーマン風の綾子。
素朴で顔がスポーツマンらしい可愛さがある発展途上の体がまだ未体験を思わせる早苗。

卓郎は返答できずにいた。

「できたよ」

綾子が小さい声をあげた。
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