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Kiss Again and Again
第2章 大学生活
「ゲイのくせに」
「愛美ちゃんが ボクのこと 忘れんように」
「ぜったい忘れない。 高梨さんは 右手だから」
ちょっと 顔を離して
「愛美ちゃんも そう思ってたん? ボクらって 右手と左手みたいなもんや、て」
ああ やっぱり 同じこと感じていたんだ 高梨さんも。
高梨さんのことを好きな気持ちって 透明で 温かくて どんなに増えても 大きくなっても 苦しくならない。 そして高梨さんも好きでいてくれるのが はっきりわかる。 それが当然のことのように感じられる。
自分の右手と左手をつないだ時のような感覚で。
不思議だった。
誰にも感じたことがない「好き」だった。
「出逢って 当たり前のように一緒にいて 好きやのに 何もかわらへん、って?」
頷くと 前髪をかき上げて 額に 長めのキスをしてくれた。
「でも さよならや」
「愛美ちゃんが ボクのこと 忘れんように」
「ぜったい忘れない。 高梨さんは 右手だから」
ちょっと 顔を離して
「愛美ちゃんも そう思ってたん? ボクらって 右手と左手みたいなもんや、て」
ああ やっぱり 同じこと感じていたんだ 高梨さんも。
高梨さんのことを好きな気持ちって 透明で 温かくて どんなに増えても 大きくなっても 苦しくならない。 そして高梨さんも好きでいてくれるのが はっきりわかる。 それが当然のことのように感じられる。
自分の右手と左手をつないだ時のような感覚で。
不思議だった。
誰にも感じたことがない「好き」だった。
「出逢って 当たり前のように一緒にいて 好きやのに 何もかわらへん、って?」
頷くと 前髪をかき上げて 額に 長めのキスをしてくれた。
「でも さよならや」